あっけらかん
これ最初に考えたやつヤバイ。そんな響きの言葉どうやって創造されたの。
あまりにも書くことが無いので、今回は「あっけらかん」という言葉に関して調べていきたいと思う。末期だな。
世界で一番「あっけらかん」について詳しくなれるブログを目指すのだ。
しかし問題がある。最早この話題は誰が興味あるのだろうか。最後まで読んでくれる人などいるのだろうか。私も既に現時点であっけらかんに対する熱を失っている。最初から持ち合わせていないと言った方が近い。スマブラがやりたい。
まずは意味である。いやそのまえにあっけらかんを正しく認識するところから始めなければならない。
そもそも私はわりと最近まで「あっけらかん」なのか「あっけからん」なのかよくわかっていなかった。「あっけからん!けしからん!」みたいな韻を踏みたくなるノリによるミスリードだろうか。
あっけ「ら」かんだからね。ここで躓かないようにね。じゃあ続きね。
意味:
1.意外な事、意外な成り行きにあきれてしまって、(ぽかんと口をあけたまま)何の動作もせずにいるさま。 「―と見とれる」
2.少しも気にせず、けろりとしているさま。 「𠮟(しか)られても―としている」
まーた日本語の乱れだよ。呆れてんのか呆れさせてんのかどっちだ。何で逆の方に意味が移り変わるんだ日本語は。
ただ何となくどっちのニュアンスでもわかる。日常的にそれほど使う言葉でもないのに、意味だけはしっかりと伝わってくるの、この言葉の語感から滲み出るアホっぽさのおかげだろうか。
続いては語源である。昔の人は、何をどうしたら呆気に「らかん」とかいう言葉をつけようと思ったのだろうか。
ちなみにらかんって打つと羅漢てのが出てくる。阿羅漢の略らしい。アラカンて何だっけ。アラウンド還暦しか出てこない。
話を戻す。
あっけらかんの語源、語源由来辞典というサイト(http://gogen-allguide.com/a/akkerakan.html)からの引用↓
[あっけらかんの「あけ」は、口をぽかんと開けた状態のことで、中世には「開く」の連用形を撥音化した「あんけ」という副詞があった。
「あんけ」に状態を表す接尾語「ら」が付いた「あんけら」が生まれ、更に接尾語「かん」が付いて「あんけらかん」となり、「人の女房と枯れ木の枝は、あんけらこんけら、登りゃ登るほどあんけらこんけら」と歌って飴を売る『あんけらこんけら糖売り』も出てきた。
近世頃より、撥音化されない「あけらかん」が見えはじめ、促音化されて「あっけらかん」となった。
あっけらかんのほか、「あけらこん」や「あっけらこん」など、「こん」が使われていた例も見られる。
本来、あっけらかんは口を開けてぼんやりしていたり、意外なことに開いた口が塞がらないさまを意味する言葉であったが、いつしか意外なことをして呆れさせる側にも使われるようになった。
また、「呆気に取られる(あっけにとられる)」の「あっけ」も、あっけらかんの「あっけ」と同じで、「取られる」は悪霊に精神を奪われたような意味からと考えられる。]
「撥音化」まで読んだ。このサイトすごいな。これどうやって要約しようか。
わりと衝撃なのが「呆気」より「あっけらかん」の方が先ってこと。口を開けている状態から来てたのかあっけらかんって。
要はあっけって言葉に然るべき接尾語を盛り合わせたらあっけらかんになったそうです。らかんの部分は別に言葉の響きでアホらしさを表現したわけではなかったっぽい。可愛い接尾語ですね(?)
あっけらかんに英語はあるんだろうか。調べてみた。
英語、無し!w
調べてみたら[nonchalant]ってのが近い意味らしい。ノンチャラント?
響きのアホっぽさにはあっけらかんと通じるものがあるね。
もう限界だ。
あっけらかんについて世界一詳しいブログを書くことはできただろうか。恐らくできたと思う。
たまに面接やらESで訊かれる「あなたは何かで一番になった経験はありますか?」ってやつ。
「あっけらかんについて世界一詳しいブログを書きました」と答えよう。
そして面接官をあっけからんとさせるのだ。