この世の全てをそこに置くな

サイゼの間違い探し


















難易度調整をミスっている










最弱の間違いと最強の間違いでは、スマブラDXクッパスマブラXメタナイトぐらいのレベル差があるだろう



















キッズからキッズじゃない大きなキッズまで、NBの竜巻さえしていれば勝てると言われた伝説厨もビックリの厨キャラである あの悲劇を繰り返してはいかんのだ













よくもまあこれだけレベルの違う間違いを同じ絵の中に散りばめられるものである





















基本的にはミラノ風ドリアを食べながら間違い探しを開始し、序盤であれば片手間程度に眺めるだけでも半分ぐらい(5個)は見つかる ミラノ風ドリアを味わう余裕もある

















それをすぎると段々と神経がミラノ風ドリアに向かなくなり、間違い探しと真剣に向き合っていく必要が出てくる

















ミラノ風ドリアが冷めてくる頃合いである

















このあたりから、キッズじゃない大きなキッズが数人で絵を凝視しても答えが見つからなくなる
















それでも数人でやってれば大体7,8つぐらいは見つけられるものである 大人の力を舐めるな


















問題はここから


















あと二つが見つからない 信じられないぐらい見つからない 笑っちゃうぐらい見つからない


















笑えているうちはまだいい


















そのうち全員が神妙な顔をしながら絵を凝視することになる ミラノ風ドリアは冷めきって-273.15℃を記録している

















それでも探し続けるが、見つからない 俺達は一生家に帰れないのではないかという不安が沸き立ち始めるのもこのあたりだ

















しばらくの静寂の後、突然一人が無言で大きくのけぞり、「ワカッタ……これは……ムリダ………」と、わかったにも関わらず無理であるという謎の宣言をし始めるだろう

















9つ目の間違いを見つける猛者が現れることで、他の参加者も焦燥感に駆られることになる 余計に目が滑って間違いが遠のく














「俺、8個見つけてるよな?」と、抱く必要のない疑問を抱き、数え直したところ7つしか見当たらず、あったはずの1つをまた最初から探し始めるのもよくあるパターンである

















9つ目を見つけた猛者さんも、あと一つが見つからない

















見つからなさ過ぎて、間違いという概念に疑念を感じるようになってからが本番である

















そのうち、「『間違いが10個ある』という設定自体が間違いなのではないか…?よっしゃ…これで10個目だ…いよっしゃあああああああああ!!!!!!!!!!!」などという危険な思考に嵌ることになる 間違ってここで家に帰ってはならない

















10個目の間違い、マジでわからないものである
















私がいつか行った間違い探しは、なんか草原の「w」が「v」になってるみたいな感じのやつとか、絵では飽き足らず、「kids menu」の文字にすら違いが生じているみたいなものがあったことを記憶している

















作る方も相当なセンスを求められていそうだ というかわりと最後の一つが毎回違う形で隠れてる場合が多く、ネタ切れしてないのもすごい

















サイゼでミラノ風ドリアとパスタとピザによる炭水化物のパレードを開催したあとはぜひこの間違い探しで虚無の時間を味わってほしい



















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これは最後の一個が見つからない人の脳内に流れ始める曲な